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アジア太平洋地域を歴訪中のエスパー米国防長官は7日、防衛省で岩屋毅防衛相と7月下旬の就任後初めて会談する。日韓関係が極度に悪化する中、8月下旬に更新の判断期限を迎える日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の維持を働き掛けるほか、イラン沖ホルムズ海峡の安全確保を目指す米主導の有志連合への参加問題も取り上げる可能性がある。

 エスパー氏は、短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返す北朝鮮への対応で、日米韓3カ国の共同歩調を再確認したい考え。日韓の対立激化がGSOMIAの破棄につながれば軍事面での情報共有に支障が出るとして、日本に慎重な行動を求めるとみられる。