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米政府による大規模な情報収集活動を暴露し、現在はロシアで暮らす米国家安全保障局元職員のエドワード・スノーデン容疑者がフランスへの亡命を希望していることが、14日に公表されたインタビュー内容で明らかになった。

 17日に回想録が出版されるスノーデン容疑者は、ラジオ局フランス・アンテルによるインタビューで、フランソワ・オランド前大統領時代の2013年には既に亡命を申請していたことを振り返りつつ、現職のエマニュエル・マクロン大統領が亡命を認めることへの期待を表明した。

 16日に全編が放送されるインタビューの予告編では、「総じて最も残念なことは、米国の内部告発者が意見を聴いてもらえる機会がある唯一の場所が、欧州ではなくここ(ロシア)であることだ」と語っている。

 これまでに十数か国から亡命申請を却下されたことで、その根拠や「われわれが暮らしている体制」に疑問を持つようになったといい、「内部告発者を保護することは敵対的行為ではない」と述べている。

 スノーデン容疑者は米中央情報局とNSAで働いていたが、2013年に情報監視活動を暴露して以降、ロシアに滞在している。

 同容疑者は告発者、そしてプライバシーの擁護者として支持者から称賛される一方、米当局からは国家の安全を危険にさらしたとして、スパイ罪などで訴追された。有罪となった場合、数十年の禁錮刑を受ける可能性もある。

(出典 matome.naver.jp)