12
北京時事】28日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、中国の5隻目の空母建造計画が技術的な困難に直面し中断していると報じた。5隻目の動力は中国の空母としては初の原子力を想定。通常動力の4隻目は2021年にも着工する見通しだが、「追加の空母建造計画はない」という。

同紙によると、中国軍関係者は「中国には(空母に)必要な原子力技術がない」と語った。また、空母艦載機「殲15」の後継機開発でも「短期間で解決できそうにない技術的問題」(軍関係者)がある。国有造船大手の中国船舶工業集団と中国船舶重工集団が26日に合併したが、コスト面と技術面の問題は大きく、空母建造プロセスが早まることはないもようだ。