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さいたま市で小学4年の男児の遺体が見つかった事件で、32歳の無職の父親が逮捕されました。父親は殺害に関してもほのめかしていて、警察は、父親が自宅でひもを使って殺害したとみて捜査しています。

 さいたま市見沼区の無職・進藤悠介容疑者(32)は今月17日夕方、小学4年の進藤遼佑くん(9)の遺体を、自宅があるさいたま市の教職員住宅のメーターボックスの中に遺棄した疑いで、19日に逮捕されました。

 進藤容疑者は遼佑くんが行方不明になった際、母親や警察と一緒に捜索活動に加わっていましたが、警察の取り調べに対し、「見つからないように隠した」と供述し、殺害に関してもほのめかしているということです。

 遼佑くんの死因は窒息死で、首にひものようなもので絞められた痕が残っていたことが分かっていますが、その後の捜査関係者への取材で、進藤容疑者の自宅からひものようなものが見つかっていたことが分かりました。警察は、進藤容疑者が自宅でひもを使って殺害に及んだとみています。

 また、犯行は遼佑くんが学校から帰宅した17日午後4時から母親が帰宅した午後6時までの2時間の間に行われたとみられるということです。進藤容疑者は遼佑くんの義理の父親で、これまで2人の間に虐待などのトラブルは確認されていないということで、警察は今後、動機など背景を詳しく調べる方針です。
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