時の流れは、少しずつ人を変えていきます。皆さんは、間近で見る配偶者の変化を感じたこと、ありますか？ 『kufura』編集部は、男性500人、女性439人、合計939人に「配偶者が“変わってしまった”と心の中で思っていること」について聞いてみました。
今回から2回にわたって夫婦それぞれのアンケート結果をご紹介します。初回は男性から見た「妻が変わった」と感じるところです。多くの回答が集まった5つの回答をお届けしていきます。
「子ども優先だから仕方ないが、夕食を食べる時間が決められて、遅くなる時は外食を余儀なくされる」（41歳・技術職／結婚6年目）
「自分よりも子どもを重視している」（45歳・公務員／結婚16年目）
「子ども優先で夫の優先度が下がった」（49歳・コンピュータ関連技術職／結婚18年目）
夫婦2人暮らしの家庭に新しい家族がやってくると、人間関係が少し複雑になります。その中で“自分の優先順位”というものを意識する男性が多いようです。
「性格が変わった。今までは我慢していたのかな」（38歳・その他／結婚7年目）
「長年をかけて強くなった」（63歳・その他／結婚20年以上）
「どんぶり勘定だったのが、子どもができて家計簿をつけるようになった」（35歳・その他／結婚8年目）
「結婚前は私の意見もたしかめてくれたが、結婚後はほとんど一人で決める性格になった」（38歳・その他／結婚7年目）
「強くなった」「しっかりした」というポジティブな回答が集まった反面、「怖くなった」「えらそうになった」という回答も寄せられました。“日常を守る”というのは、精神的な強さを要します。同じような変化であっても、配偶者の受け止め方は様々です。
「言葉遣いが悪くなった」（52歳・ 営業・販売／結婚13年目）
「昔は静かだったのに今は子どもに向かって叫んでいる」（38歳・総務・人事・事務／結婚10年目）
「以前にくらべ、言葉遣いがすごく雑になってきた」（44歳・コンピュータ関連技術職／結婚10年目）
昔は相手に気を遣って美しい包み紙にくるんで投げていた会話のボールが、今はむき出しの直球……。気を許している結果なのかもしれませんが、直球を受け止め続けることにちょっとつらさを感じている声もありました。
「どんどん太ってきている」（56歳・研究・開発／結婚20年目以上）
「かなり太ってしまった」（46歳・会社経営・役員／結婚11年目）
ほぼ全ての回答が妻が以前よりふくよかになったことを指摘する声でした。筆者はGoogleの検索ボリュームを調べてみましたが、「妻 やせてくれない」「妻 やせさせる」「妻 やせた 嬉しい」と検索する男性は少なくない模様。筆者の知人の外国人男性は昔、「妻の体型は夫の“甲斐性”の象徴だから、ふっくらしている方がいい」なんて言っていましたが、こればかりは好みの問題なのかもしれません。
「昔と変わらず、よき話し相手」（63歳・技術職／結婚20年以上）
「結婚して10年以上経ちますが、特に変わったと思うことはありません」（37歳・営業・販売／結婚11年）
「変わらずやさしい妻です」（67歳・公務員／結婚20年目以上）
1位は変わったと感じることがないという結果でした。たとえ容姿や態度が変わっていたとしても、相手の好きなところが変わっていないことを好意的に受け止めている回答が多く集まりました。
最後に番外編として、配偶者に向けた溺愛コメントもご紹介します。
「いつまでもキレイです」（47歳・総務・人事・事務／結婚20年以上）
「歳を取るにつれてますますかわいくなってきた」（40歳・その他／結婚11年目）
「結婚後の思いはその時々で変わるもの。今は、2人で1人前と思っているのでお互い気遣い合うことができ、お互いなくてはならない存在」（67歳・その他／結婚20年以上）
「結婚前は一緒にいるとときめいたが、今は一緒にいると安心する」（69歳・その他／結婚20年以上）
時の流れがもたらした変化をいつくしんでいる様子がうかがえますね。
今回は、配偶者の変化に対する男性からの声をお届けしました。
「妻が変わってしまった」と嘆く声、今の妻を大切に思う声など、たくさんの声が寄せられました。もちろん、あわただしい日常生活が人を変えることはあるでしょう。一方で、自分を良く見せようと取り繕っていた部分が暴かれ、だんだんと“素”に戻っていった結果でもあるのかもしれません。
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