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人気アイドルグループ・King & Princeが13日、東京・渋谷のNHKホールで行われた『SONGS OF TOKYO FESTIVAL 2019』の公開収録に出演。メンバー自身のプロデュース・演出による15分のスペシャルメドレーを披露し、歌唱した4曲中、1曲は全編英語に挑戦した。

 スペシャルメドレーのタイトルは「Journey 2 us, us 2 Johnny & 2 the world」。7月に亡くなったジャニー喜多川さんの夢だった海外進出。その夢を「君たちにしてほしい」と託されたのが、キンプリだった。世界160の国と地域で放送される同番組のために、今回の15分に及ぶノンストップスペシャルメドレーを披露する。

 これまで舞台でジャニーさんと6人が一緒に作ってきたという「和」を取り入れた演出あり、メンバーが「海外への第1歩だと考えている」というダンスナンバーあり、と見応えたっぷり。現時点でのキンプリができる精一杯のパフォーマンスで広い世界に向けた第一歩を踏み出した。

 ステージを終えて楽屋に戻ってきたメンバーに、全編英語で歌ってみた感想を聞くと、「シビアでした。すごくシビアでした」(神宮寺勇太)。「ちゃんと意味がわかる英語で歌えているかな?っていうところですね。日本語にはない舌の動き、唇の動きがあるから難しかったですね」(平野紫耀)と、「難しかった」という点で大きくうなずき合った5人。
海外進出という夢を実現させるには、英語は避けては通れないものだが、「でもいい練習になった。いい経験になりました」(神宮寺)、「欲は出てきました。日本のアイドルとして輝きつつ、海外進出にも向けてみんなで英語も頑張っていきたい」(高橋海人)と、前向きな言葉が相次ぐと、再び全員でうなずき合っていた。
 同番組は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、スポーツだけでなく世界の方々に日本の文化・音楽をもっと知ってもらうため、2018年にNHKワールドJAPANで放送がスタートした『SONGS OF TOKYO』の年1回の特番。