前澤友作氏、社長退任は“宇宙旅行”時間確保 孫正義社長は“彼女ネタ”イジり

resize (2)ソフトバンク傘下のヤフーと資本業務提携を発表した大手ファッション通販サイト・ZOZO TOWNを運営するZOZOの社長を退任した前澤友作氏(43)が12日、都内で行われた資本業務提携に関する記者会見に出席し、今後の自身の活動も語りながら業務提携に至った経緯について説明した。

 会見前に自身のツイッターで「このタイミングで僕は代表取締役を辞任し、新社長に今後のZOZOを託し、僕自身は新たな道へ進みます。詳しくは本日17:30からの記者会見でお話しさせてください」と伝えていた前澤氏。肩書は「株式会社ZOZO ファウンダー」となり経営から退くが、会見では「一から事業を作りたいです」と今後は新しい事業活動をしたいと明かした。

 前澤氏は18年7月にプロ野球界参入と球団経営への意欲、19年1月にはツイッターで、フォロワー100人に100万円をプレゼントする総額1億円のキャンペーンを展開し、チャレンジ精神で世間を驚かせてきた。

 中でも、18年9月に民間人初の月周回計画で、宇宙を題材にしたアート・プロジェクト『#dearMoon』を発表し注目を集め、米国の宇宙開発企業スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ社が開発を進めている超大型ロケット「BFR」で、2023年の月周回を目指している。この日の会見でも「色んな言語や体の訓練をする宇宙に行くための時間に割きたい」と熱い思いを伝えた。

 そして、サプライズで自身が尊敬するソフトバンクの孫正義社長を招くと、業務提携に至った経緯について説明。孫社長は前澤氏から個人的な相談を受けたことを話し「『孫さん、僕は月に行きたいんです』『新しい人生を過ごしたいんだ』と聞かされて、それは雑誌で読んで知っていると伝えたら、すぐに行きたいと。聞いたら社長業を辞めてまで行きたいそうで、そこで、『ヤフーとZOZOと何かできないか』となった」と明かした。

前澤氏の夢へエールを送る形となった孫氏は「彼女のこともあるし…」と交際中の女剛力彩芽について触れながらイジると、前澤氏も「月への旅行を誘ったら『行かない!』と断られた」とイジり返し。月に行かない理由について孫社長は「怖いじゃん」と本音を明かし笑いを誘った。
 この日、ソフトバンク傘下のヤフーは、eコマース事業の拡大を目指す中で「ファッションカテゴリー」強化のため、ZOZOに対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。子会社化を目指し、前澤氏は同社の経営から退き、新しい社長はZOZO取締役の澤田宏太郎氏(48)が就任する。

(出典 matome.naver.jp)