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米下院司法委員会は9日、トランプ大統領に対する正式な弾劾調査実現に近づけるための手続きを今週行うと表明した。

野党・民主党のジェラルド・ナドラー議員が委員長を務める同委員会は当初、トランプ氏の大統領職務遂行などに関する包括的な調査を開始した後、趣旨を弾劾に向けた調査に衣替えした。このため与党・共和党が、過去に下院本会議で承認されたような正式な形式を踏まずに弾劾調査を続けていると批判していた。

そこで同委員会の民主党側が協議し、これまでの正式な調査に準じる形にするための決議を12日に実施することを検討している。

決議内容には、ナドラー氏に同委員会と付属の小委員会の公聴会を弾劾関連に指定する権限を認めることや、公聴会に出席する証人に委員会側の法律専門家が質問できること、ホワイトハウスに書面で証拠提出や証言を行う権利を与えることなどが含まれる。 

ナドラー氏は、こうした手続きによって弾劾関連の公聴会が議会と国民に情報を提供するとともに、トランプ氏側も反論の余地を得る機会が確保されると説明した。

(出典 matome.naver.jp)