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中国政府で香港問題を担当する国務院香港マカオ事務弁公室の楊光報道官が6日、北京で記者会見し、香港で6月から続く抗議活動について、「過激なデモは、香港を危険の淵に引きずり込もうとしている」と警告した。中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。同室は7月29日にも会見を開いたばかりで、習近平指導部の危機感の高まりを印象付けた。

CCTVなどによると、楊氏は「(香港政府トップの)林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官に辞任を迫ろうとするたくらみは実現しない」と述べ、中央政府の行政長官に対する支持を改めて強調した。

中国軍の香港駐留部隊の介入について、楊氏は「香港の政府、警察は社会秩序を回復する能力を完全に備えていると信じている」と表明。一方で、「軍は党の指揮を受け、法に基づいて行動する」と指摘した。「香港特別行政区駐軍法」は、香港政府が治安維持のために駐留部隊に協力を要請できると定めており、軍の出動をちらつかせてデモ隊に強い警告を発した形だ。【北京・河津啓介】